2024年5月3日 大田口俯瞰をゆく

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ゴールデンウイーク後半戦が始まります。とはいえ、こちらはカレンダー通りなので、実質的には本日からがゴールデンウイークとの認識です。妻からは金曜日の夜に高知に行くと言われていたのですが、調子に乗って金曜日の夜に呑みに行ってしまい本日高知に向かう運びとなりました。

現在、朝ドラで「やなせたかし」氏のドラマをしているようで、牧野富太郎博士の時と同様に高知はホットらしいとTVで見ていました。南海トラフ地震では高知には大津波がくるとのことで、観光は低調だと聞いていたので良い知らせです。私の妻の実家は四国山地の山の中なので、津波は心配ありませんが山の崩落、何より義母も心配をしている家の倒壊のほうが心配ではあります。特急「あしずり」のラッピング列車が走っているので、沿線の撮影に行きたいところですがゴールデンウイークの車の混雑を考えると現実的ではないのでバースデー切符で乗れる頃に行くのが吉と、これからの仕事の励みとすることとします。

10時頃に高松を出発します。娘が乗っていた軽四が実家の車庫で長らく眠っていたので、今回は娘号で高知に向かうこととします。バッテリーがあがらないようにするのは定期的に乗ってあげないとダメなようです。義母への手土産や仏壇のお供え物を購入し、いざ高松道に乗ります。先日、ブルーインパルスが来るというので善通寺に向かった時は乗るや否や高速道路が渋滞していましたが今日は混在はしているものの、そこそこに車は走ります。川之江ジャンクション付近で渋滞との情報がありましたが徐行程度で、ジャンクションを過ぎれば順調に進みます。昼前に到着、昼食を食べ妻と妻の実家の畑で茶摘みを手伝います。素晴らしい天気で清々しい気持ちの中、鶯や小鳥のさえずりの合間に谷底から土讃線のディーゼル音が定期的に鳴り響きます。ほぼ特急しか走っていませんが、こうやって耳をそばだてて聞いているとかなりの頻度で特急が行き交っているのが感じられます。

ひととおり茶摘みも済みましたので、一休みをして5時前の南風を撮影に大田口俯瞰の撮影場所に向かいます。夕陽に照らされるステンレスボディーや、アンパンマン列車をイメージしていきましたが曇天という感じです。

まずは岡山行きの南風です。連休多客期で増結しているのではないでしょうか。5両編成で走り抜けます。

豊永駅で列車交換を行ったと思われます。赤のアンパンマン列車が、ディーゼル音を響かせながらやってきます。吉野川沿いからはディーゼル音と合わせて、草を刈る草刈り機の音がせわしなく響いてきます。木や草も10年前に比べると大きくなり、ここからも視界もずいぶん変わってきていますが田んぼと山を守る人たちのおかげでこうやって撮影で来ているのです。

この夜、義母が「もう、大豊町の人口は二千十何人になっちゅう。二千人になるんはあっというまやろうねえ」と言っていました。いつも思うことですが、この景色も義母が元気でいてくれることも当たり前ではなく、義母との時間、移ろいゆく季節など一瞬一瞬を大切にしながら、この何の変哲もない土讃線の風景を来るたびに撮影をしていこうと思いました。

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この記事を書いた人

オーバー50の四国在住のおっさんです。
愛機オリンパス OM-D E-M5 MarkⅢで
土讃線の鉄道風景をメインにJR四国の鉄道風景を撮影します。

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