土佐でのゴールデンウイーク2日目です。昨日はお茶摘みをお手伝いした慰労を兼ねて焼き肉でした。婿の私はいつもあ甘やかされていて、500mlのビールを遠慮もなく3本飲んでしまいました。義母からは「最近、飲まなくなったねえ」と言われましたが、もう50歳をすっかり超えているので子供たちと焼き肉をワイワイ囲んだあの時のようには飲めません。風呂も入っていたのですぐに眠りにつきました。目覚ましは4時45分、まずは「しまんと2号」の2000系代走を大田口駅に撮影に行く予定です。高松発の「しまんと1号」は6:04発、一方「しまんと2号」はなんと4:51高知駅発で、列車に乗って旅をするというより早起きの修行のような出発時刻です。大田口駅付近を通過するのが5:30前後なので、5時過ぎくらいには家を出たいところです。茶摘みで太陽を浴びて相当疲れていたのか、4時45分まで目が覚めずに爆睡しました。
翌朝は時間通り起き、ほぼ予定通りに出発をします。お酒を呑んだので喉が渇きますが、先を急ぎます。本日の予定は、まずは大田口駅で「しまんと2号」を撮影し、その後は穴内川第四橋梁付近で「南風2号」を撮影。穴内駅横から山を登り、「しまんと1号」を吉野川と俯瞰撮影をして、妻の実家への道すがらよさげなところがあればそこで撮影をしようというプランです。

大田口駅に到着しますが、駅舎はあとかたもありません。

警報機はありますが、遮断機はありません。大人なので自己責任で渡るしかありません。しかし、もう駅という風情はありません。古びた駅舎を見るたびに、少し憂鬱な気持ちにならないでもなかったのですが無いとそれも問題のような気もします。これが沿線住民が出した答えなのでしょうか・・・。

高松方面を望みます。日の出は5時10分ころらしいので、雲が無ければもう少し明るい感じなのかもしれません。

高知方面を望みます。この真ん中の線路を「しまんと」が走ります。右側の線路に入って写真が撮れそうですし、駅舎が無くなっているので線路とそうでないところの境界が曖昧です。うっかり列車を止めないように細心の注意を払います。
ビデオ用のミニ三脚を持っていたので、スマホで動画撮影をしようとあれこれしているうちに向こうの方からゴーっという音が響いてきて警報機が鳴りだします。

ひょっこり2000系が顔を出します。これだけ期待していて2700系だったらガックリでしたが、期待を裏切りません。

スピードを落として入線をしてきます。

まだ、ちょっとうす暗い中を青い車体が走り抜けます。2700系も好きだけど、私の青春時代の「しまんと」と言えばこれです。

思わず振り返ります。

梶が森の山塊をバックに、2000系がのんびりと大田口駅を通過し高松を目指して走り抜けます。

駅舎が無くなりすっきりしたものの、この時刻表の本数からも駅が無くなるもの時間の問題のような気がして不安を感じずにはいられませんでした。子供が小さい時に、義母や子供たちとここから土佐山田行きの普通列車に乗って、新改駅でスイッチバックをしたのをしみじみと思い出しました。
次にセンチメンタルおじさんは、穴内川第四橋梁に向かいます。続く。
ユーチューバーのZAKIさんが新改駅にこのゴールデンウイークに来ていたようです。動画が出ていました。

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