徳島県最後の撮影地は、箸蔵駅です。以前も来たことがあり、その時は平日だったので高校生がたくさん駅にやってきて、カメラを持ってウロウロするのが気まずかった記憶があります。やや、やんちゃという雰囲気を醸し出してる若者の前を通ったときに、笑われるのかと思ったところ「こんにちは」とあいさつをしてもらいました。
清々しい若者たちを思い出しつつ、土讃線の撮影に備えます。
上りの南風がやってきます。アンパンマン列車のようです。吉野川沿いから、ディーゼルのエンジン音が聞こえてきます。
緑と吉野川の青をバックに、黄色のアンパンマン列車が吉野川を渡ります。
そして吉野川を渡ると、急な坂を登るハイパワーディーゼル特急のエンジンの唸りがずっと聞こえます。エンジンの唸りとは対照的にアンパンマンが勇気凛々で、微笑みかけます。
爆速で走り抜けます。
砂塵を巻き上げます。
穏やかなアンパンマンの表情とは別に、2700系特急は暴力的な速さで走り去りました。
これで徳島での撮影は終了。最初は、阿波川口まで行くつもりでしたが時間的にも限界でした。徳島と高知の県境あたりを撮影するときは、1泊しないと時間が無さそうです。サンリバー大歩危の「ムーンライト大歩危」に宿泊してみようと思いつつ、箸蔵駅を後にしたのでした。
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