2024年6月9日 JR四国 土讃線・雨の大田口駅をゆく

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四国地方は本日、入梅した模様です。高知は朝から雨が降っています。社会科で習った、太平洋で出来た雲が四国山地に当たって雨を降らせる。そのせいで、香川県は雨が降らないという典型のような雨の休日です。

大豊町の隣接の本山町には早明浦ダムがあり、香川県の在住者は夏になると早明浦ダムの貯水率をこまめ目にチェックをしています。地元四国新聞にも前年との早明浦ダムの貯水率の比較が出ており、妻に「早明浦やばいなあ」などというと鼻で笑われる始末です。まさに土佐と讃岐のカルチャーギャップです。

若いときの妻の実家での法事などでは、「こちらの家の婿がおって言いにくいけんど、早明浦の水をさぬきにもっと高う売ったほうがええぜよ」と酒のつまみの冗談に地元のおんちゃん(おじさん)にからかわれたことを思い出しました。今となっては、懐かしい思い出です。それにしても、当時の土佐のおじさんの酒の強さには参りました。私も大学が高知だったので、それなりには飲めるつもりでしたが、日本酒を飲んで最後に「喉が渇いたきに、ビールくれんろうか」と水代わりにビールを飲んで「ほな、ありがとう」と颯爽と去っていくのでした。あれこれと、昔のことを思い出しますが、雨が少しセンチメンタルな気持ちにさせているようです。

ということで、レイニーセンチメンタル大田口駅の撮影に行くことにします。駅に着くや否やで、アンパンマン列車・赤色号が入線してきます。大田口駅で列車交換となるので、下りを撮影しつつ上りの南風を待ち構えます。

列車もホームも、しっかり濡れています。

土佐の山間、大田口駅の雨の風景、情景です。

上りの南風がやってきます。

3両編成です。

下りも発車します。

バイバイキーン!!

そして見届けます。

梶が森には雲がかかっています。

ハイパワーディーゼル気動車のディーゼル音の唸りから、静寂に戻ります。雨のザーッという音や吉野川の川音が聞こえます。火野正平さんの心たびのエンディングのように、景色と音だけを楽しみます。

駅前の風景もななかかです。ぜひ、途中下車で何もないのを堪能してほしいです。でも、特急は停まるけれどドアはあかないんだよなあ・・・。

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この記事を書いた人

オーバー50の四国在住のおっさんです。
愛機オリンパス OM-D E-M5 MarkⅢで
土讃線の鉄道風景をメインにJR四国の鉄道風景を撮影します。

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