先日から池谷駅付近で、蓮の花越しにキハを撮影しようと考えていました。数週間前に行こう車にまで乗ったものの決断できず、結局は春日川河畔に撮影に行ってお茶を濁してしまいました。今週は、不退転の決意ということで、会社の友人O君と一緒に行く約束をして退路を断って撮影に向かいます。この炎天下にお付き合いいただけるO君には、本当に感謝です。
O君を車で迎えに行き、朝6時に高松を出撃します。まず第一のターゲットは、徳島側から狙う大坂俯瞰です。青々とした田んぼのカーブを走る、うずしお4号を狙います。7時20分頃に阿波大宮駅付近に列車が来ると思うので、高速には乗らず11号線をひた走ります。O君とは会社の部署が違うので、なんやかんやと仕事の愚痴などを言い合いながら楽しく11号線を進みます。
想定外に時間がかかり、現場に到着したのは予定時刻の15分前くらいです。なんと雲が出ていて、田んぼが白く曇っています。これは想定外だなあ、とO君と話をしていると普通列車がやってきます。
緑の中に緑の列車で、肉眼では撮れてるのかどうか分からないくらいでした。
しばらくすると、うずしお4号がやってきます。雲が晴れて日が照りましたが、山陰になりました。ほかの方のブログでも、午後順光ということなのでやむなしです。
県境に向けて、ハイパワーディーゼル特急が走り抜けます。
大坂峠を頂上から下ってきたところで、程よく線路を見渡せるところがあります。路肩も広いので、駐車は可能です。ヒルクライムをしている自転車乗りの皆さんに注意して、お越しくださいませ。
そのまま阿波大宮駅を目指して突っ走りますが、タッチの差で上りの普通列車が行ってしまいました。車の中からの撮影を試みるも、望遠レンズをつけていたので撮れる角度がなく撮影は断念。おとなしく池谷駅に向かうこととします。
池谷駅に到着しました。ここでも、駅でも見てみるかと跨線橋に登ったところでキハが入線。望遠レンズのためこの角度がギリギリでした。鉄道撮影においては事前準備が重要だということを、本日も痛感します。
徳島方面に走り去るキハを、蓮畑をバックに見送ります。
右から来た高徳線と鳴門線が、合流しました。讃岐と阿波のマリアージュという感慨を受けます。
ここからは、本日のメインイベントの蓮畑越の撮影に向けて移動します。
蓮畑に着きますが、凶暴なくらいに蓮の葉っぱが成長しています。ゆうに成人男性の背丈を越えています。先に陣取っていた撮影者はずいぶん高い脚立で撮影をしています。
こちらは、何とか葉っぱの背丈の低い田んぼを見つけて撮影をしてみます。
イメージではピンクに咲き誇る蓮の花畑を、四国色のキハが颯爽と走る極楽浄土のような風景をイメージしていましたが、蓮の葉っぱの繁みに圧倒されました。
葉っぱにも圧倒されましたが、この暑さにも圧倒されました。普段、冷房の効いた事務所で仕事をしているので夏の蓮畑の暑さにはびっくり。ほんの30分くらいで、汗で服もビタビタです。
帰りは、海岸線を走って帰ります。香川県に入ってすぐのうどん屋さんで、朝食を食べます。
かけ大+かき揚げ+コロッケで610円なり。
O君にお付き合いいただいたおかげで、念願の蓮畑での撮影が出来ました。これからは、屋外での撮影は過酷になりますが、朝夕の涼しい時間を利用して細々と撮影はしたいものです。お盆休みが近づいているので、乗りながら撮るのもよいなあーと心が弾んだ日曜日でした。
やっぱり休日は最高です!!
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