因美線の旅もなかなかのどかな旅でした。美作滝尾駅の付近では、例の撮り鉄の若者とおばさんが数名スマホで撮影をしていました。ある意味、ひょこっと寅さんが座っていそうな雰囲気は確かにありました。
智頭駅に到着です。終点までの人数を数えてみると20名超は最後まで乗車していました。観光客なのでしょうか?
すぐさま下りのスーパーはくとが入線してきます。当初は3分乗り継ぎで佐用に向かうということも検討していましたが、せっかくの因美線の旅の余韻も味わいたいと大阪に向けて走り去るのを見送ります。
奥には智頭急行のホームが見えます。先日行った水島臨海鉄道を髣髴とさせます。
跨線橋を渡りまずは駅の外に出てみます。
爽やかな駅前の風景です。事前にリサーチしていた「ホルモン焼そば」のお店に行きます。
いわゆるホルモンうどん、焼きそばで津山と佐用がまあまあ競いあっているとの情報がありますがこちらの店は津山派の様です。ネットでは「毎日津山から新鮮なホルモンを仕入れています」的なコピーが載っていたような気がします。見渡す限りここ以外に飲食店は無さそうなので、マストでフェードインします。
案の定、列車でお見かけした紳士淑女が着座しております。ここが智頭のホットスポットらしく、テーブル上には片付けられていないラーメンの丼やらが放置されています。カウンター席のお皿などを片付けしてくれて案内されます。もう高松から「ホルモン焼そば」を注文しようと決めていたので着座するや否やでオーダーします。
目の前では、先客のホルモン焼そば用のホルモンを焼いています。お兄さんが「今日はラーメンが売り切れで・・・」と言っていたのでホルモン焼そばは観光客用のイベントメニューなのだろうかと思いつつ、お兄さんの調理を眺めます。
待望のホルモン焼そばです。ホルモンが本格的にゴロゴロしています。焼きそばとホルモン焼、どちらかというとホルモン焼に焼きそばがジョイントしたという印象です。女性などレバーが苦手という人は、少し重たいかもしれませんがホルモン大好きという人にはうってつけの一品でした。
満腹になりましたので街をぶらっとします。もう少し歩けば宿場町のあとなど観光スポットとなっているようですが、次の列車までの時間もあまり無いので近場にて雰囲気を味わうこととします。
驚くほど音がしません。森が音を吸収しているのか思うほどに静かな町並みです。人も車もほとんどいないというくらいです。地酒を買おうとウロウロしていると、佐用行きの普通列車に間に合いそうにないので諦めて智頭をブラブラして、ここからスーパーはくとに乗って上郡から普通列車で帰るプランに変更です。まあ、たぶんそうなると思いながらブラブラしていたので予定通りです。
JR智頭駅に戻ってきます。まずは高松までの切符を買おうと窓口に行きます。駅員さんは西武ライオンズのおかわり君のような屈強の駅員さんでした。「高松までの乗車券と、14:50発のスーパーはくとの指定席、進行方向右側の窓際。隣が空いているところをお願いします」と告げます。「ここから上郡までは智頭急行さんのほうで特急券を買ってもらうことになります。乗車券のみの発行となりますがよろしいですか」とおかわりん君がのたまいます。いいも、悪いも仕方が無いので智頭のおかわり君の言うことに従い智頭急行の駅に向かいます。
この駅のつ造りも水島臨海鉄道を髣髴とさせます。中に入って指定席を買いたいと、おかわり君に言ったことを再度リピートします。おじさんが何やら電話をかけたり、ノートに書いたりしています。ここでは紙の切符を発行してくれるようです。ことの成り行きを見守りますが書いたり、スタンプを押したりなかなかの作業です。外を見てみると津山駅で遭遇したあめつちが入線してきたのでホームに入って写真を撮らせてもらいます。
スーパーいなばと並びます。右の終点感が良いです。
JRのホームの方に移動し撮影します。
戻ってくると切符が出来あがっていました。
駅に入ってスーパーはくと待ちます。
鳥取方面を振り返ります。しばらくすると警報機が鳴ってスーパーはくとが入線してきました。入線シーンはスマホで動画撮影をしていたので写真は撮影できませんでしたが、無事スーパーはくとに乗り込みました。
次につづく。
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