座席はe5489で予約しています。JR西日本のカードを使って決済をすれば、普通に窓口で発券してもらうより格安だった気がします。
とりあえずいつも通り撮影をしてみます。進行方向右側を予約したつもりが、なんと進行方向左の窓際を予約してしまいました。前半分が指定席です。
流れる車窓を愛でます。
大杉のあたりはどんよりと曇っていましたが、高知の平野部は快晴です。大杉から険しい山を抜け土佐山田に下る道中、若い時に知り合いのおばあちゃんから聞いた話をいつも思い出します。以前も書いたことはあると思いますが、土佐山田の連隊にいる旦那さんに子供と汽車に乗って会いに行ったそうです。おにぎりを持って行ったらしく「高知の兵隊さんが讃岐の米は美味しいと喜んでくれた」らしいです。おそらく蒸気機関車で吉野川沿いを走り、土佐の山間を抜けやっとの思いで土佐山田に辿り着いたことでしょう。若かった時のあのおばあちゃんは、どんな思いでこの景色を眺めたのだろう?といつもここを通るたびにぼんやり考えます。私が30歳そこそこの時に80歳くらいだったので、もうお亡くなりになっていると思いますが極楽浄土から、煩悩にまみれながら生きる私のことをニコニコ笑いながら見守ってくれている気がします。
後免駅ではアンパンマンの南風と列車交換です。
ごめん・奈半利線の駅には、それぞれオリジナルキャラクターがいます。
高知市に入ると高知車両区があります。
そして高知駅に到着です。すっきりとした秋晴れで、日曜市にでも行って鰹のたたきとビールを飲んだら最高だろうなと思わせます。ここから目的の伊野駅まではあっというまです。
名残惜しいですがそろそろ「しまんと1号」の旅も終わろうとしています。2700系がエンジンブレーキを効かせ始めましたので、デッキに移動します。
もうすぐ伊野駅です。伊野と言えば高知県の免許センターがあります。私も学生時代高知で過ごしましたので、自動車の免許は高知で取ったと思います。伊野の免許センターに来たはずですが、まったく記憶がありません。人間の記憶とはなんと頼りないものだと思う反面、大概のことは忘れるからそんなに深刻に考える必要なんてないんだとも思う今日この頃です。
伊野駅では普通列車と列車交換です。私と同じように首にカメラをかけた一匹オオカミと並んで写真を撮ります。
中村方面にしまんとが走り去ります。
駅名標を普通列車と愛でます。
高知行きと窪川行きの並びと思われます。
駅舎側の駅名標はアニメ柄です。
駅の中では展示をしています。どうやらこの駅がアニメの舞台になったようです。
もう1枚。
外観はいたってシンプル。
駅前はこんな感じです。
伊野町の空気を肺いっぱいに吸い込みます。太陽を浴びてエネルギーをチャージしたので、路面電車の駅に向かいます。
次に続く
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