ホームはかなりの混雑です。思ったよりホームの幅が狭いところがあり線路に落ちそうです。
ホームの景色が奈良です。
蒔絵風で素敵です。中国系の人がたくさんです。子供が「せんと君」と写真を撮る中、こちらも負けじと撮ってみます。
自動改札は大混雑です。
お腹が減ったのでそそくさと駅の外に出てみます。
このあたりで何か食べられそうです。
腹ペコなので目についた回転寿司に入ります。ちょっと寿司をつまんで2時くらいには正倉院展に行こうと、ソワソワします。
紙にオーダーを書いて注文するスタイルです。横のほうから「生ビール」という禁断のワードを聞いてしまい思わずオーダーをしてしまいました。
カラカラの喉に沁みます。
サケなどを堪能します。横は外国人カップルでしたが、物凄い皿を積み上げています。こちらは慎ましやかに4皿くらいですが、余裕で20皿くらいいっています。日本は安い国になってしまって、美味いものもよい風景も、全部外国人に買われてしまうのでは?と被害妄想的な感情が押し寄せます。完全にひがみですが・・・。欧米各国はこの20年で年収が25%上がり、日本は0.3%だそうです。グローバルスタンダードでは、貪欲に自分の立場を主張しないと国益は守れないようです。「声を聴く」だけ、おもてなしだけでは生き馬の目を抜く世界は生き残れないとしみじみ感じます。
横には老人グループがやってきます。「せっかくだからビールを飲もう」とビールをオーダーしますが、ビールが出てくる順番が気にいらなかったのか「こっちが早く頼んだのに、云々」と怒っています。回転寿司でも「俺は客だぞ」的な傍若無人の高齢者の高圧的な態度に、ビールの苦みが増します。「もう、アメリカ人みたいにガムでも噛みながら接客しちゃえ」とには苦しい気持ちと寿司を残りのビールで流し込みます。気持ちを入れ替えすべては無常の世のこと、猛き老人もいずれか風前の塵となれりと憐れに感じつつ会計を済まします。
この辺りは興福寺の寺領であったと思われます。興福寺が強大な力を持っていたことから、戦国時代も奈良を束ねる大名がおらず興福寺が統治をした土地柄です。
奈良県庁です。11月とは思えない、穏やかな天気です。
左に見えるこんもりした山が「若草山」だと思われます。
奈良国立博物館です。以前は、長蛇の列でしたが時間制での前売りとなったことでそこそこで入館できます。昨年、息子と常設展示を観に行きましたが息子の大学が「キャンパスメンバー」ということでタダで入場できました。京都・奈良の文化の奥深さ、学生に学びの場を与える懐の深さを感じました。
以前は展示場が芋の子を洗うが如く、かつ言葉は悪いのですが中国系のかたが割り込みをするので並んで展示を観ている日本人の列は遅々と進まなかったことを覚えています。意地悪な私は、割り込みには割り込みをと、外国人の列に割り込み展示物の最前列をキープしたことを思い出します。妻からは「もう、止めて」と言われましたが。
こちらの仏像展示もかなり良いのですが、本日は時間がなく断念。ゆっくりと展示物を観ましたが、平安や飛鳥時代の布や戸籍など古の人たちも懸命に生きていたことの証には感動です。こんな紙切れや、布切れを「宝物」として残し「宝物」として愛でるにはかなりの感性が必要な気がします。海外の人は楽しめているのでしょうか?知らんけど。
海外の人は奈良の景色と鹿を愛でに来ているのでしょう。鹿は神仏の使いとも言っていますが、このフンだらけなのと獣臭いのは正直嫌です。これは主観なので感情を止められん!!と怒りのウンコ写真を撮っていたら、思わずカメラを落としてしましました。神罰・仏罰が当たったようです。
興福寺を見ながら駅を目指します。
阿修羅が有名です。以前はそれほど注目されていなかったようです。
本当に最高の天気です。
駅に向かって歩きます。最初はバスかタクシーで往復しようかと思っていましたが、散策するのに飽きないし疲れない程度の距離です。
近鉄奈良駅に到着します。
次に続きます。
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