早速、北条町駅を出発します。思ったより加速してそこそこの疾走感があります。座席はロングシートオンリーです。

痴漢、盗撮はダメ的な張り紙をしていますが、通勤等で混雑したらそういう輩も出没するのでしょうか。車窓はまさに高松市郊外、高松空港あたりの景色と見まがうかの如き見なれた風景です。そこそこに乗車していて、誰も降りないし誰も乗ってこないという感じです。アジア系の親子が車内で大きな声でしゃべっています。ミャンマーかベトナムかという感じですが、彼らの国ではそれが文化であって特に悪気はないのでしょう。海を渡って日本で働き、子育てをするバイタリティーやこれから成長していくんだという熱気がなんとなく伝わっては来ます。外国人が日本に来て驚くことと言えば、街に若者が少ないということらしく知らず知らずにエネルギーの少ない生活に慣れてしまっているのだなあと感じます。

そうこうしているとあっと言う間に、粟生駅に到着です。所要時間は20分程度だったと思われます。ここからはJR加古川線と、神戸電鉄が乗り入れしています。私は鉄道は好きなほうだとは思いますが、どちらかと言うと風景の一部としての鉄道を撮りたいという方なので広島の友人S君のようなマニアではありません。S君曰く「関西の私鉄はいいよ-」とのことなので、次は高速バスで淡路島経由で三宮に行き、そこから私鉄を乗るのもいいなあと考えている次第です。

あお、ウイスキーの名前、サッカー選手の名前か。

ここから神戸方面に出る人もいるのでしょうが、なにやら大半の人がまた来た列車に乗りこみます。

JR線の列車が入線してきます。

北側を望みます。ここから山間部に入っていきますが、加古川線の様子をほとんど知らないのですが路線図を見る限りでは山中で福知山線と合流。そこからさらに山陰本線に合流とロマン溢れます。乗ってはみたいものの、加古川まで来るのに時間と費用を要するのでハードルは高めです。夢を残しておこう。

10分程度の粟生駅を堪能し、折り返します。アジア系の親子も同じように往復です。切符売り場で子供にお菓子を買って、列車で寝ればよし、寝なくてもある程度疲れさせておこうという作戦でしょう。若い時は、子供が寝なくて困ったのでそういう悩みは万国共通のようです。それに、若いと金が無いから安くお出かけできて、寒くないアトラクションと言うことなんだと思われます。

13:39に北条町駅を出て、ほぼ1時間で戻ってきました。やはり、休日の利用者のほとんどが鉄道ファンの様で動画を撮ったり、車両と記念撮影をしたりしていました。
田舎の鉄道風景を堪能しましたので、これから寄り道をしながら高松に帰ることとします。
その④に続く。
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