翌朝、早朝に目が覚めます。始発の「宇和海」を撮影に行こうか、行くまいかかなり悩みます。というのも、始発は6時過ぎてそこそこの時間ですが、その日の日の出が6時40分くらいだったので真っ暗です。駅のホームに入って撮影しようかとも思いましたが、停まっている列車の撮影なら明るくなってからとします。

明るくなってきたので線路沿いを歩きます。朝の宇和島駅です。

椰子の木のようなものが生えています。南国の風情ですが、手がちぎれそうなくらい寒い朝でした。

今日もN2000系です。2000系も走っているはずですが、なかなか巡り合いません。

寒々とした朝です。

松山方面を望みます。

線路際を歩いていると普通列車が入線してきます。

日曜日の朝なのでガラガラの様です。

少し先にはロープで立ち入り禁止となっていますが、普通に入っても大丈夫そうな雰囲気です。行きたい誘惑を我慢していると特急が発車します。

高徳線はほぼ2両編成ですが、3両編成です。

シャッター音を消していたのでシャッターが切れているか分からず、シャッターボタンを押したり押さなかったりしているうちに宇和海が加速していきます。

紺色のカラーリングがカッコよろし。

最果ての駅から、松山に向けて旅立ちます。なんともいえぬノスタルジーは感じます。

予土線の普通列車です。以前、予土線に乗車したときに江川崎でトイレ休憩をできるのかと思いきやあっという間に発車して、トイレ地獄になった悪夢のような記憶を思い出します。
ひとしきり撮影をしましたので、ホテルに帰ります。体が冷え切ったので熱いシャワーを浴びて、同級生のご両親を訪ねます。約30年近く前に、同級生が出産で帰省していた折にお祝いがてら妻と結婚前だったか、結婚して間も無い時に行ったきりです。厚かましくも、一晩泊めてもらってお父さんとお酒を呑んだことが思い出されます。
9時ごろに行くと約束をしていたので、妻と車で向かいます。

行くつもりは無かったので土産物もなく、お土産がてらにコンビニでお菓子を買っていきます。コンビニの駐車場から宇和島城が見えました。私自身、若い時は一度通った道はほぼ記憶出来ていたのですがナビで導かれる景色は全く記憶に残っていませんでした。自分たちが思う確かなものが、いかに不確かなのか痛感します。宇和島の街は古い城下町の名残が随所に残っており、空気感が違う気がします。そうこうしていると、お宅に到着です。律儀に家の前にお父さんが立ってまってくれていました。

お話を伺うと90歳になられたようです。懐かしい時間を過ごして家路につきます。
途中の道の駅でじゃこ天と、朝ご飯代わりの巻きずしを買って車中で食べながら帰ります。帰りは私が運転したので大洲で高速を降ります。宇和島での撮影と同じくらい、大洲城をバックに橋梁を渡る特急の撮影を楽しみにしていました。

お昼前でちょうど猛烈な逆光です。それと特急が行ったばかりでしばらく列車は来そうにありません。動画撮影を妻にお願いをして別々の場所で列車を待ちます。余りに暇なのでラジオ体操をしている列車が橋を渡ります。

何度もアングルを考えて万全の体制をしいていたつもりですが、なんとかギリギリセーフという結果です。妻に至ってはラジオ体操をする私を見て、まだだろうと安心しきっていて動画撮影は間に合いませんでした。
宇和島も大洲も気軽に来れるところでは無いけれど、また来てみようと思いつつ愛媛を後にします。このあと、ついでなので大豊町の妻の実家に向かいます。

ちょうど土讃線を下りの南風が通過する時間だったので、定番の風景も撮影してみます。
四国は狭いようで広い。海際の宇和島から、四国山地の山間部。それぞれの生活があり、それぞれに会いたい人が元気にしていてくれる。不確かなもばかりかもしれないけれど、そのときだけだとしても確かな安心や幸せを感じた宇和島旅でした。
いい休日だった。
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