長門市からは代行のバス旅となります。山陰本線とともに、美弥線もバスでの代行運転を行っているようです。こちらは廃止し、バス輸送に切り替える案が濃厚のようです。

山陰本線では普通なのでしょうが、四国ではなかなか無い広大な駅です。JR四国で言えば多度津駅と同等の規模感です。

往時はここからも大勢の人が乗って、各方面を目指していたと思われます。

JR四国の経営も厳しとは思いますが、JR西日本が新幹線や関西にドル箱を持っていたとしても今後これを維持していくのは難しそうです。

山間とは言え、立派な駅です。

広いことがかえって寂しく感じてしまいます。

こじんまりとしていますが、JR四国の駅で言えば相当に立派です。本州と四国の経済規模の違いを感じる瞬間です。

駅前のロータリーは老人がたむろっていましたが、そこをぬってお土産をみますがパッとしません。時間があるのでブラブラします。

道路を見てみますが閑散としています。

昔の「男はつらいよ」では蒸気機関車が出てきますが、この駅も何台も城機関車が停まって、煙をもくもく吐いてずいぶん賑やかだったんだろうと往時を想像します。

駅の外からフェンス越しにホームを望みます。

そして駅に戻ります。10分で長門市観光終了です。

駅内にはスタンプがありましたが盗難防止のためか、窓口に申し出てくださいとのこと。50歳を過ぎたおっさんがあほ面下げてと思いながらも、スタンプを押してもらいます。

どうやら焼き鳥が有名の様です。
暇を持て余しているとバスがやってきました。
高速バスタイプの大型とか思いきや、路線バスタイプです。こうなってくると頻尿の私としてはピンチ到来です。
過去のピンチ記事はこちら。
車社会、それも1人1台、移動は車でドアツードアが基本の香川県人はほぼ路線バスには乗らないと思います。交通網も狭い県土に、JR四国、ことでんとまずまず網羅されているので路線バスは縁遠い乗り物です。

シートピッチが狭く、大柄なおじさんにはなかなか窮屈な感じです。
山陰本線と並走していますので、線路を眺めながらあれこれ考えます。これだけのインフラ復活させることや、維持することの困難さ、代行バスでさえ満席にならない現実。乗客の大半が元乃隅神社の観光客であることを考えると、現実的にはバス輸送に切り替えが妥当なんだろうとぼんやりと考えます。
それにしても、ガタガタと振動が大きく膀胱にボディーブローのようにダメージを与えます。

気を紛らわすために写真を撮ってみたりします。

バスが踏切を渡るときに一旦停止をします。列車が走っていないと確実に分かっているのに、それだから代行バスが走っているのに一旦停止をします。交通法規で決まっているからと言えばそうですが、なにか不思議な気持ちになりました。
途中からはところどころ、枕木や線路を脇に置いていたり重機があったりと。ちょうど阿川駅でも作業中のおじさんたちが休んでいました。綺麗なトイレが見えたので運転手さんに「トイレいいですか?」とお願いしました。その後も、変わりゆく車窓を眺めていると右手に海が見えます。角島大橋という看板も見え、そろそろ小串駅が近いと予感させます。
目的地の下関も目前になってきました。
次に続く。
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