令和5年6月 バースデー切符で四国をゆく⑫(完結編)

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今万感の思い込めて汽車がゆく。一つの旅は終わり、また新しい旅立ちが始まる。さらば、2000系。さらば特急あしずり。

万感の思いとは別に、あまりの乗車率が心配になりました。土佐くろしお鉄道大丈夫なのか?

そう思った矢先、中村駅からは続々と乗り込んできます。大きなカバンを持った人たちが多く、らんまん人気で観光客が来ているのでしょうか。その後も観光客と思しき人がどんどん乗ってきて、自由席は満席です。ソーナイス。

指定席券を車内で購入する人も多く、車掌さんは大忙しです。

大阪方面に家族で帰るお客さんのところに来て、話を聞いて発券を少ししては停車駅の案内に戻って、また発券をしてと大変そうでした。私が車掌さんなら、異常に細かいお客さんとか嫌だななあ、スマホ持ってるんだから自分でネットで注文しろよ。なんてすぐに顔に出ちゃうなあ、なんて思っていました。

特急あしずりは、地域の足として大活躍。2000系も老体に鞭を打って頑張っていました。

そうこういう間に、列車は高知に到着。

高知駅からは南風に乗り換え、ここからはグリーン車です。グリーン車から眺める高知市の町並みは、また格別だねえと優越感に浸ることができます。バースデー切符さまさまです。

昼時なので、速攻で弁当も買い込みます。

お腹が減っていたけれど、四国山地をハイパワーディーゼル特急が登っていくのを愛で、その後吉野川を愛でながら弁当を食べることとします。

私も年を取ったせいか、酢が効いた食べ物が非常においしく感じられます。鯖すしの炙り、田舎すしのみょうがなど若いときには雑草を食わしてるのか?と思っていたものがおいしく感じられます。

なんならビールと、日本酒も買えばヨッカタ。

食事もあっという間に終わりましたので、グリーン席を改めて愛でます。

読書灯もあります。

ああ、明日から仕事か。という軽い憂鬱と、よく遊んだなあという満足感が入り乱れます。

特急南風は快調に土佐路、阿波路を走り讃岐路に入ります。この後は多度津で降り、いしづちに乗り換え高松駅に。

あっという間に、3日が終わりました。列車に興味がなくても、四国の風景を堪能するだけでも価値はあります。高松で居酒屋に行って、スナックやバーに行って、帰りにラーメンを食ってタクシーで家まで帰るくらいの料金で3日間楽しめます。

飲みながら会社や上司・部下の不満を酒で流し込むのも必要な気もしますが、頭を空にして目の前の景色を愛でるのも体と心を休めるのには十分な効果があります。ぜひ、お試しいただきたいものです。

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この記事を書いた人

オーバー50の四国在住のおっさんです。
愛機オリンパス OM-D E-M5 MarkⅢで
土讃線の鉄道風景をメインにJR四国の鉄道風景を撮影します。

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