ひとしきり2000系を愛で、満足したので指定席車に乗り込みます。指定席もガラガラですが、自由席もガラガラです。自由席の窓際席が空いていたので、とりあえずそこに座ります。
発車前になると、指定席はほぼ埋まります。自由席はそこそこですが、連休、行楽日和などの条件を考えると香川から高知に行く人は自動車で行く人が圧倒的なんだろうと思います。私が学生の時は、まだ高速バスがなく高松-高知といえば「しまんと」の一択でした。往時は9往復あったようですが、現在は朝夕の2往復づつであとは南風と併用のような運用となっています。
私の記憶ではしまんと=2000系で懐かしい車両ではあります。
お約束で用事はたいしてありませんが、テーブルを出したりカーテンを触ってみたりは一応します。
ついでにデッキのあたりも撮影してみました。そこまでの鉄道マニアでは無いので、便所を撮影まではしません。たまたま2000系も走っているから乗る程度のことで、2700系のほうがハイパワーかつスムーズで乗り心地も格段に良いと個人的には思っている次第です。
車中では、JR四国ならではを楽しみながら鉄道旅は進みます。財田カーブを列車内から撮るとどうなるのか、振り子で大きく傾いた動画撮影できるのか?と動画を撮ってみましたが、自分も列車と同じ角度傾いているのでが画像がYOUTUBEでやっているようには傾きません。
次は、坪尻駅です。財田駅を過ぎたあたりからスマホで動画を撮影しました。スキルが上がれば、ブログで公開したいものです。
そうこうするうちに、阿波池田に到着。駅のメロディーに池田高校の校歌が流れます。「阿讃の嶺と競うなる、これぞわれらの学びの舎」の歌のとおり小高い所にある池田高校を愛でます。攻めダルマの蔦監督が、「坂をのぼるんがえろうて、いかん」とテレビで言っていたのを思い出します。
阿波池田の次はいよいよ、大杉です。バックの中から、義母のスマホを取り出してスタンバイです。ここで失敗は許されません。土佐岩原を通過し、いよいよ土佐に入ります。大杉の駅に入線するとホームに義母の姿を発見。先頭車両に乗っているのに、義母は最後尾に歩いていきます。さすがに焦って「お義母さん」を連呼しました。
車掌さんに不思議そうな顔をされましたが、無事ミッションコンプリート。
その後もハイパワーディーゼル特急は、四国山地をあっという間に駆け抜け土佐山田につきます。昔、知り合いのおばあちゃんが、戦争中に土佐山田に高知の連隊に兵隊で行ってたお父さん(夫)に会いに、子供をおんぶしてSLで行ったという話を思いだしました。ここをSLで走るとなるとかなりきつかっただろうと思いながら、数分後に後免駅にとうちゃこ。
ここからごめん・なはり線の旅が始まります。
その③につづく
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