令和５年６月　バースデー切符で四国をゆく⑪

意識を失うように寝てしまいましたが、そういう時に限って変な時間に目が覚めて寝ることができない状態になります。目が覚めると２時半、テレビがショップチャンネル的なものをしています。私は霊感０で、あまりそういうことは気にならないほうですが草木も眠る丑三つ時です。

ホラー映画ならテレビから声が聞こえたり、足を誰かに掴まれたりしますがそんなことはありません。

テレビでユーチューブを見ることができたので適当にユーチューブを流しながら、朝までウトウトしながら過ごしました。朝食付きのプランなので和食モーニングを食べたら出発です。

宿毛駅にとうちゃこ。

高知まで直通です。

２０００系気動車を愛でます。

舐めまわすように写真を撮っていきます。

窓越しに宿毛駅も愛でておきます。

宿毛駅では乗る人は数名でした。

天気が悪く写真も暗いですが、私の高知のイメージは強烈な雨のイメージが強くこれはこれでグッド。

花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。

炎天下も、豪雨の時も、はたまた雪の日も、四国のディーゼル特急は人知れず車体を傾かせながら走り続けていることに意味があるのです。映えなどアラフィフのおっさんには関係ありません。

むしろ、この暗い写真がいい。

と万感の思いを感じながら特急あしずりは高知駅に向かって、定刻通り発車したのであった。

その⑫完結編に続く。