2024年6月 JR四国・JR西日本 津山線・姫新線・芸備線の旅③ 姫新線をゆく

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ここでの乗り換えは9分です。渡ってすぐのホームなので、余裕です。とはいえ、油断大敵ということですぐに車内に陣取ります。

岡山方面から着いたホームには、佐用行きが停車しています。佐用に行ったときに、姫新線の線路を眺めながら車で走りました。あそこから、ここに至っているのかと思うと津山駅に降りたった感慨もひとしおです。

いざ参ろう。

中はこんな感じです。写真はガラガラですが、実際は7割程度の乗車率でした。岡山から私と同じように乗り鉄を楽しいでいる男性も、駅の写真を撮り終えて乗車してきます。

燃える男の赤いキハを尻目に、津山駅を発車です。

列車の後ろ半分は、大学に入ったばかりかと思われる男の子たち10人くらいが陣取って、ワイワイやっています。漏れ聞こえる会話からは、どうやらサークルで乗り鉄の旅に出ている様子です。大きなリュックサックを持っており、私と同じく新見方面を目指しているようで会話の中で「芸備線」と漏れ聞こえます。

車窓を眺めながら、新見を目指します。山の中に入ると、のろのろと走ります。坂を登っているからか?と思いましたが、25キロ制限というものらしいです。四国では経験のないことなので、はっきりとはわかりませんでした。こちらは遊びで乗っているので気になりませんが、実生活でこの調子だとイライラするかもしれません。

JR四国も同じですが、山間部では木が大きくなりすぎて列車の窓にガシガシぶつかったり、線路が草で覆われてしまうとか路線を維持できなくなってきているようです。姫新線でも引き込み線が、草で完全に覆われて使えそうにない駅もありました。

かつて鉄道は文明開化の象徴でした。文明も行き渡った今、鉄道が無くなることは逆にその土地から文明やコミュニティーが無くなることを意味しています。「自分事で考えてほしい」というJR西日本の言い方に乱暴さはあるような気はするものの、「自分事」で地元住民も協力しなければならない部分もあるのだろうと思います。土讃線もまったく同じです。

子供のときに「線路は続くよ、どこまでも」と、鉄道なんて当たり前にあり続けるだろうと思っていましたが、まさか鉄道が無くなるかもしれない時代がやってくるとは・・・。とぼんやり考えているうちに、新見駅に到着しました。

その④に続く。

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この記事を書いた人

オーバー50の四国在住のおっさんです。
愛機オリンパス OM-D E-M5 MarkⅢで
土讃線の鉄道風景をメインにJR四国の鉄道風景を撮影します。

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