滋賀県彦根付近を目指す夫婦旅④(彦根市佐和山踏切をゆく)

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ネットで琵琶湖線の撮影地を探します。最寄りの撮影ポイントは佐和山踏切のようです。ホテルからも1キロあるかどうか、おまけに石田三成の居城であった佐和山城の旧跡も見れそうです。佐和山城を登ってみようかとも思いましたが、完全な登山のようなのでやめておきます。

駐車場から車を出して佐和山踏切に向かいます。ネットで見る限りでは駐車場もあり安心です。

公園になっていて、入り口にはお城のレプリカを置いています。彦根城の建設には佐和山城をはじめ近隣の廃城、古寺・廃寺の木材や石材を利用したそうです。関ケ原からまだ間もなく、彦根城は実際の戦闘を想定した城であったため徹底的なリサイクルで短期間で作られたそうです。各城のパーツをそれぞれ組み合わせたため、小ぶりな城ながら意匠豊かで独特の優美さが作られたそうです。

この佐和山城も石田三成に過ぎたるものと言われるほど、立派な城であったようです。観光はこの程度で早速撮影と参ります。駐車場に着くや否や列車がやってきます。

まだ薄暗いうえに、前日の街ブラでオートで撮影していたのでシャッター速度が遅くブレブレです。

踏切の反対側に渡るとすぐに彦根駅方面から貨物列車がやってきます。この踏切は米原方面から来る貨物列車がスッキリ撮影できるポイントの様です。

少し落ち着きを取り戻し、彦根駅に入線する普通列車を撮影します。さすが本州の列車で8両くらいは普通につないでいます。

良い角度がないか踏切の周りをウロウロします。

電柱の位置を気にしていたら最後尾の車両が入りませんでした。四国では想定外の長さなので気を緩めると、こうなります。

米原方面行きは手前がゴチャゴチャしています。

これもお尻が切れました。手持ちで撮影をしていると、無意識に先頭車両につられてカメラが動いています。四国の短い編成だと少々動いても結果的にはセーフですが、10両近いと気がつくとお尻が切れてしまっていました。三脚を構えて撮る理由がよくわかります。1時間ほど撮影をしましたので、ホテルに帰ることとします。

帰って妻と朝食です。ホテルのフロントの奥に簡易的なスペースがあってそこが朝食会場のようです。レストランではないのでトーストくらいの簡単なものだろうと思っていきましたが、結構な品数でした。昔はビジネスホテルと言えども、喫茶店やレストランがあって従業人の人がせっせとおかずを運んだりしていましたが、程よい量のものが程よく並んでいて今どきな感じでナイスな印象でした。昨年行った雄琴の温泉旅館は体育館のような大広間に、ズラーっと屋台のように和洋中が並んでいたのを思いだしました。あれもあれで、ザ・日本の旅館のバイキング朝食(ブッフェではない)で醍醐味が十分でした。

本日は彦根城を愛でてそのまま、香川に帰る行程です。それほど焦る必要も無いので、10時ギリギリまでホテルでゴロゴロします。車で彦根城に向かいます。

堀の周りを車で走ります。城内に滋賀大学のキャンパスがあったりと、風情は抜群です。

二の丸のあたりから入城できるのですが、駐車場がすでに満車です。是が非でも彦根城に行きたいわけでも無かったので、堀の周りを走っただけで満足です。過去2回来ましたが、その時はガラガラだったのだけれどやはりインバウンドをはじめ彦根もオーバーツーリズムなのでしょうか。ネットで調べると京都のオーバーツーリズムを受けて、滋賀が受け皿として注目されているようです。確かに比叡山から湖西を旅するのも一興だと思います。

このあとは8号線を走りながら香川を目指します。近江八幡を愛でて帰ろうという目論見です。途中の安土城の城郭資料館に寄ってみます。

この付近では安土城関連の博物館的なものが結構な数あるようです。

木造建築でこんなバカでかい城を、それも機械も使わずつくるとは常識外れです。まあ、作れないとリアルに殺されるので死にもの狂いでつ作ったのは間違いないと思われます。城の風景は好きですが、城自体にはそれほど造詣は深く無いので香川への道を急ぎます。

最近、列車旅に慣れてしまって自動車の運転がかなりつらくなってきています。疲労度もピークに達しようとしているのが自分でわかります。妻も横を見るたびに寝ています。

このあと近江八幡も車でスルーして高速道路に乗ります。延々と高速道路を運転し3時くらいに自宅到着。何をしたとかは無かったけれど、琵琶湖の風や近江の空気を感じることが出来ました。滋賀の田園風景、そして天下取りのための交通の要衝。数々の野望を抱いた者たちに翻弄されながらも、近江の人はしなやかに、そしてしたたかに生きてきたのだろうと感じた旅でした。

それにしても自動車の旅は疲れました。年を取ってきたんだなあ( ノД`)シクシク…

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この記事を書いた人

オーバー50の四国在住のおっさんです。
愛機オリンパス OM-D E-M5 MarkⅢで
土讃線の鉄道風景をメインにJR四国の鉄道風景を撮影します。

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