ここから山口線に乗り換えです。
以前、下関のK君に会った帰り在来線で下関から新山口まで来て、ここから新幹線に乗り換えたので、駅の雰囲気はなんとなく覚えています。
大きな駅ですが、在来線のほうは閑散としています。
外はハードレインで、駅のホームは薄暗い景色です。今から山陰に向かうには相応しい旅情感です。
コンビニ発見、お茶を買おうと行くとなんと閉まっています。
仕方が無いのでホームに向かいます。すぐさま、スーパーおきが入線するようです。
レイニー、スーパーおきが入線してきました。
自由席に乗ったのは3人でした。
車内を撮影します。
指定席も私の前には2人、後ろに3人しかいません。
出したり引っ込めたりしてみます。
時間があるので、自動販売機でお茶を買うついでに撮影をします。
写真を撮っていると、チュパチュパカップルがやってきました。指定席車に乗り込みます。
激しい雨が降る中、スーパーおきは新山口駅を8:57 出発しました。
観光名所が沿線に点在しているので、思ったより小刻みに駅に停車します。チュパチュパカップルは座る席を間違えていたようで、車掌さんが優しく案内をしています。車内では、チュパチュパはせず大人しく本を読んでいます。
改めて思いますが、県庁所在地が山陽本線側の海際でなくかなり内陸にあるのが不思議な気がします。調べてみると関ケ原で賊軍となった、毛利氏を山陽道に出さないように萩に閉じ込めたこともあって、明治維新後に山陰側の萩と山陽道との中継地の山口が県庁所在地になったようです。山口は大内氏が栄華を極めた土地で、西の小京都として瑠璃光寺の五重の塔は有名です。美弥線または、長門-下関の山陰本線に乗りに来た時には必ず訪問しよう、と思っているうちにスーパーおきは山口駅を走り抜けます。
山口駅を過ぎると、中国山地へと列車は進みます。もっと凶暴な速さで中国山地を縦走するのかと思いきや、そうでもなかったのは意外です。急勾配のせいもあるのかもしれませんが、新幹線との接続にピリピリしながら走っているJR四国の南風などと比べると、終始悠々と走っている印象です。
山口県から島根県の県境を越えるころには雨も止んでいました。程なく、高台から津和野の街が見えます。津和野の観光アナウンスが流れます。太鼓谷稲荷神社の大鳥居をバックにしての、SLの撮影は余りにも有名で身を乗り出してみますがよくわかりませんでした。残念。チュパチュパカップルは津和野で下車です。
遠路はるばる、おいでませと思ったもののここは島根県でした。
そうこうするうちに益田駅に近づきます。
タラコ列車が止まっています。
益田駅に到着です。グーグルマップで海の方向を確認します。山口線の旅はここで終了です。これからは、荒ぶる黒い日本海を堪能しようと意気込みます。
その⑥に続く。
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