先日の試験帰りに酒を飲んだものの、来るべきこの日を意識しつつある程度の節制をしては来ました。気になる点は、ガン家系であるのでまずはガンです。父親も60歳手前で胃がん、その後は転移と手術を繰り返し晩年までの数年はQOL(クオリティーオブライフ)については満足のいかない状況が見て取れました。ガンの生存率が上がったとはいえ、症状も千差万別。自分自身もそうなったときに、何と何をトレードオフするのか、何を支えに生きていくのか、など晩年の父を見ながら思うことがありました。
もう一つは糖尿病です。これまた母親の方の家系がその傾向が強く、座り仕事で晩御飯も遅く、その上酒まで飲むのでここ数年前より危惧をしています。値がかなり高いというのではないですが、いわゆる境界型で医師からは「適度な運動、野菜ファースト」などと診断の度に言われています。
ここ最近ストレスなのか胃の調子も悪く、かなり憂鬱な気持ちで健康診断に向かいます。行く先は私がたまに撮影に行く本津川踏切の近くの病院です。もう10年近く来ているので、流れも分かっているので安心して検診を受けることが出来ます。いつもの検査を黙々とこなしていきます。今のところ、何か大きなトラブルは無いようです。以前、胃カメラの途中で先生が「あっ」と言ったときはかなりビビりましたが、本日はそのようなことも無く最終種目の胃カメラを残すのみとなります。

もし、ガンを宣告されたら見る景色の色もずいぶん違ったものになるだろうと思い予讃線と貨物ターミナルの景色を網膜に焼き付けます。
そうこうするうちに、胃カメラの部屋に呼び出されます。「何か気になるとことはありますか」と聞かれるので「空腹時に胃が痛みます」と答えます。「そてでは見てみますね」と胃カメラを喉の奥にぐいぐい入れられます。「もう入りましたからね」と言われ、カメラがグルグル回されながら少しづつ上に上がってくるのを感じながら若干えずきます。「食道を見て最後ですからね」と言われ、しばらくしてフィニッシュ。先生からは、「胃も食道もきれいで心配ないですよ。ピロリ菌もいなさそうです」と意外にあっさり説明が終わりました。
予讃線が悲しい色にならず胸をなでおろします。
その後この日の検査の結果を医師から総評されます。ここ2回、潜血便で大腸カメラも毎年ぶち込まれていたので危惧しておりましたが今年はクリア。これは持病の痔のせいの様ですが、これまた毎年気になる項目ではあります。
糖尿病はいつも通りのことを言われ、運動と野菜、アルコールは適量と言われたくらいで無事今年も健康診断をクリアしました。この日は色々用事があったので会社は休み、昼からはスマホの機種変更。市役所に行くなど有意義な時間を過ごします。
これで1年は、健康でなんとか鉄道旅を続けられそうです。とにかく行こうと思った日が吉日、自分の人生の蝋燭はこうしている間もジリジリと燃え続けています。会社の同僚と「四国まんなか千年ものがたり」に乗ろうと話をしているのでそれを楽しみに仕事をしていこう。
健康は大事、それってコントロールできるようで本当はコントロールできないのが本当の所。やり残しなく悔いない人生を生きたいと健康診断の度に思う年齢になってしまったと実感します。
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