2025年10月 雨の舞鶴~由良川橋梁をゆく

(スポンサーリンク)

10月初めの週末、妻も仕事が休みであったので遠出を考えます。うちの御曹司が転勤で北海道に赴任となり、足が無いので娘号(軽四)に乗るというので北海道に車を届けようと考えていました。金曜日に休暇を取って3連休で何とかならないものかとシュミレーションを行っていました。徳島からフェリーに乗って、東京から北海道に向かうルート。東北道を走り、あくまで車で行くルート。敦賀か舞鶴からフェリーで北海道に上陸するパターン。この中で、最も実現可能性が高いのが舞鶴ルートでかなり調べましたがやはり北海道への往復は3日では現実的には不可能という結論に至りました。妻からは「私は最初から、無理だと分かっていた」と吐き捨てられ、夫婦仲が数日間は冷え切っておりました。

そこに御曹司から「会社が車の運送料も払ってくれるらしい」という助け船が。めでたく娘号はキャリーに乗せられ北海道に無事到着しました。ということで、せっかく調べた舞鶴に行ってみることとします。舞鶴と言えば、古くからの軍港でレンガ造りの建物、自衛隊の艦船などが見どころの様です。また、日本海の海鮮も期待できそうな上、車で3時間そこそこで行けそうなのでドライブとしても何とか日帰りも可能な距離です。

10時前に高松を出発、明石大橋を渡り、舞鶴若狭自動車道を走ります。先日の健康診断からも、思い立ったが吉日。今を楽しむには今しかないと堪能をします。ここももう少し遅い時期になると雪が降って雪道に慣れない自分たちは走ることもできないだろうし、もう2度とこちらの方面に来ないかもしれません。妻と会話をしながら、今日の景色や記憶を脳に焼き付けます。13時前には舞鶴には着きそうです。昼ご飯をリサーチしてくれと妻に頼んでいると娘から妻に電話がかかります。会社の愚痴などを高速でしゃべる娘の会話は止まらず、舞鶴のインターを降りても妻はリサーチもできないので看板に出てきた赤レンガ何某を目指します。

どうもそれらしいところに到着です。

自衛隊の船が見えます。妻が「自衛隊の前に着いたからまたね」と訳の分からない電話の切り方をして、ようやく娘のマシンガントークが収束します。昔は不愛想な娘で全くしゃべらなかったのに、なんでああなっちまったのかと思いつつ駐車場に車を停めます。

レンガの建物が見えたのでそちらに向かいます。

妻が写っていましたがAIに消してもらっています。昔、この倉庫に水雷を保管していたそうです。

なかなか良いです。

よその人が写っていましたが、AIにお顔は消してもらっています。つぎつぎに記念撮影をしています。

とにかく空腹なので海軍カレーを食べます。

見た目、少ない感じですがワンプレートで十分満足できる味とボリュームです。うまし。

コーヒーも嗜みます。

奥のドックのようなところにはイージス艦も停泊しているようです。

望遠で撮ってみます。やっぱり迫力はあります。

日本海の海の幸と地酒を買います。めちゃくちゃ美味そうなアジとサバを買ったので由良川橋梁を愛でてから、帰ることとします。

河口側のキャンプ場のようなところから撮影します。確かに長い橋梁だけれど、写真で見ると海に浮かぶ橋のように見えますが河口にかかる長い橋の風情です。ロケハンと時間帯、天候が写真の決め手になりそうです。ここが地元の橋なら毎週撮影にくるだろうなあと、思いつつ橋を眺めます。

5分くらいで偶然にも列車がやってきます。

引くのが良いのか、アップが良いのか。

ズームしたり、ワイドにしたりします。

あっというまに走りすぎます。

出来栄えはともあれ、憧れの撮影地での撮影に満足して帰路につきます。

8時前からディナーです。

サバの棒寿司や押し寿司は食べたことはありますが、巻き寿司は珍しいと思います。

ビールとともに日本酒も堪能しました。

妻と「仕事を辞めて、毎日旅をしながら列車を撮影したいなあ」と車中で話をしていました。妻曰く「時間が無くて、もの足りないから面白いんじゃないの」とのこと。それも真実だと思う反面、今の生活を捨てて風流に生きるのも楽しそうだとも思います。

人生はトレードオフ。

人生は短い。自分はどうしたら満足できるのか、どうすれば悔いないように生きていけるのか、サバ寿司をつまみに酒を飲みながらぼんやり考えながら土曜日の夜は暮れていきました。


(スポンサーリンク)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

オーバー50の四国在住のおっさんです。
愛機オリンパス OM-D E-M5 MarkⅢで
土讃線の鉄道風景をメインにJR四国の鉄道風景を撮影します。

コメント

コメントする

目次