翌朝、3時過ぎにスマホが鳴ります。遠足の前日の小学生のように、着ていく服、持ち物はリュックに入れて枕元に置いていたので早速着替えます。歯を磨きながら、お湯を沸かしコーヒーをドリップします。
子息を起こそうと近づくと「気になって眠れなかった。最悪」という意味のことを言われました。息子よ、すまぬ。と思いつつ息子用にミルク・砂糖入りのコーヒーを水筒に入れていきます。
予定通り、3時半に高松を出発。高松道を走ります。大学生の息子と、学生生活や4月からの新社会人の話をポツリ、ポツリと話をします。息子は大学は関西、就職は関東なので今後おそらく四国に帰ってくることは無いと思われます。最後に男同士、話ができて良かったかもしれません。そういいながら、就職してすぐ、辞めて帰ってくるかもしれませんが。
徳島を過ぎると、2車線の真っ暗で寂しい道を黙々と進みます。息子は、この漆黒の中を一人で運転して徳島駅までたどり着けるか?不安なようです。ライトの切り替えや、坂ではSドライブを使うことを説明しながら2時間半を要して阿波海南駅に6時5分に到着です。
あたりは真っ暗です。
駅前にローソンがあったのでローソンで朝ごはんのパンと、息子がアメを買います。ここで、ドライバーチェンジで息子がJR徳島駅に向かいます。おそらく8時過ぎには、徳島駅に着くだろうからそれまでに何とかたどり着いて欲しいことを息子に告げます。息子よ、道中の安全と徳島駅での再会を父さんは祈っているぞ。息子は、そろりそろりと徳島方面へと旅立ちました。
列車が来るまで時間がありそうなので、阿波海南駅を愛でます。
中はこんな感じです。中には外国のかた(おそらくフィリピンの人)が3人。帰省なのか、楽しそうに歌を歌ったりしています。フィリピン人の語学やホスピタリティーの高さが世界的にも有名ですが、この明るさがその原動力になっていることは間違いなさそうです。現地の言葉と英語が入り乱れていたようです。
阿波海南駅から向こうは、DMVが走ります。バスが線路の前で変形し、車輪を出して列車になります。リアル、プチトランスフォーマーのようです。次回はこれに乗りに来よう。
道路から線路につながります。そしてその先は漆黒の闇です。
駅周辺を堪能しましたので、いざ阿波海南駅の構内に入ります。
その③に続く
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