上野発の青森行きの東北本線をゆく⑤(東北乗り継ぎ旅 上野駅~仙台駅)

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私は霊感は無いほうですが、やはり見ず知らずの土地に宿泊するのは気持ちが悪い時があります。変に静かすぎるのが、気になるときがあります。以前、宿毛で宿泊したときに夜の2時、まさに丑三つ時に目が覚めた時に変に寝られなくて困ったことがありました。霊感とかではなく、ただ単に疲れてるのと精神的に興奮をしているだけですが、余計なことばかり思い出して急に怖くなる時があります。昔、お昼のワイドショーという番組がありました。夏休みになると「あなたの知らない世界」というホラー特集をやっていました。そのストリーを思い出して怖くなることはありませんが、放送作家の新倉イワオ氏が「私もそういうことは全く信じていませんでした。しかし、圧倒的な出来事がありそれを信じるに至った」的な発言をしていました。怖い話は似通っており、はいはいこれね。的な感じでそれほど印象は無いのですが、大の大人が真顔でこんなことを言うなんて、というのが子供心に残っていて「それが今俺に起こるのか」と恐怖を感じることがあります。長々と書きましたが、このホテルについては、大浴場も気持ち良かったし、夜中に首都高を走る車の音が心地よい雑音ですこぶるよく眠ることが出来たということでした。

香川に帰って知人に上野に泊まった話をすると、上野は昔ながらの歓楽街で「わざとそこにしたの?」と言われました。いえ、こちらはなんの予備知識もありません。若干、昼間からお酒を呑んでいる人が多いなあとは思いましたが。余裕があれば街の歴史も十分に調べれば、旅がより楽しくなるでしょう。私が年金をもらえる頃に、健康で経済的な生活ができていればのんびり街を巡る旅をしてみたいものですが、本日は先を急ぎます。

首都高速がデーンとしています。大学生の時に東京に来た時、なにか四国とは違う匂いがしましたが今は感じません。自分の感覚が麻痺しているのか、30年前の東京は匂っていたのだろうかと考えながら駅に向かいます。

朝の上野駅です。乗り場は3階のようですが、1階・2階は何なんだろうかと眺めながら駅に近づきます。階段で下るから、駅のホームなんだろうけどなんだか複雑な作りなのでしょう。周辺の案内板を見ると、岩倉高校の表示があります。岩倉高校は上野駅と繋がっているようです。岩倉高校というと、鉄道系ユーチューバーのスーツ君の母校です。

駅構内に入ります。朝ご飯を食べようとウロウロします。蕎麦、回転すし、喫茶がありました。関東と言えば蕎麦だろうと蕎麦屋に行って見ますが、支払いが現金とICカードでの決済です。小銭がたくさんあったので現金を入れてみますが、10円が釣銭切れで食券を買えません。困ったなあと思いながらICカードのところを見ると、Suicaのマーク。これicoca使えるのかな?なんて思っているうちに、後ろに列ができてきたので断念。田舎者は流儀が分からず、スピードが遅いので都会の人には迷惑のようです。以前、渋谷駅で路線が分からなくて立ち止まったら後ろのサラリーマンに「チッ」と舌打ちされたのを思い出します。まあ、高松では普通に生活が出来ていると思っているのだけれど、大げさな表現ですが都会では通用しないことが分かります。これはこれで良い刺激で、東京にきた甲斐はあったのだろうとポジティブシンキングで次の店を探します。

普通にモーニングの店がありましたので入りました。「JREポイントカードをお持ちですか」と言われましたが、スルーしてしまいました。ここで、アプリでもいけますか?と切り替えさなければならなかったのですが、田舎者は精神的に追い込まれていたようです。

自分のスペースは、トレーより少し大きいスペースです。朝で混んでいないけれど、これが満席になってこのスペースでパソコンの仕事ができる都会の人はタフだなあと思います。田舎者の私など、新幹線の3列シートの真ん中に座るだけでも違和感を感じてしまうのに・・・。そういや、昨日息子と行った焼き肉店もえらく狭かったなあ。横のおじさんが若い女の子に、なんでも好きなものを食べていいよなどと言っているのが全部聞こえます。こちらは田舎者だから耳をそばだてていますが、都会の人だとそれを気にしているとキリが無いのでしょう。

地元では50歳を過ぎると実際の生活で戸惑ったり、自分の後ろに人が並んだり、横に人が密着してプレッシャーがかかることはほぼありませんが、都会に来ると日常生活にも刺激とプレッシャーがあります。心の中で葛藤しつつ、本日スタートの常磐線のホームに向かいます。

これはE531系の車両のようです。朝、8時の上野駅は列車が着くたびに人がワッと溢れてきます。

これはE231系だと思います。路線ごとにカラーリングがあるようですが、もう覚える気力もありません。娘が言うように朝8時の上野東京ラインは、相当な混雑です。学生が夏休みなのでまだ控えめなんだろうと思いますが、この列車にまだ人が乗り込むのか?という混雑状況です。都会の人は本当に凄い、これに比べると私の仕事ぶりなどぬるま湯です。先ほどの喫茶店でも、おそらくトヨタ系の社員の人と思われる方がせっせっとパソコンを使っていました。数少ない新幹線の旅行でトヨタ系の方が朝からパソコンをせっせっと使っているのに、かなりの確率で遭遇します。さすが世界のトヨタです。と、田舎者丸出しでキョロキョロ、心の中で葛藤を重ねつつ駅のホームに降り立ちます。

ホテルから駅のホームに着くまででずいぶん長くなったので、その⑥に続きます。

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この記事を書いた人

オーバー50の四国在住のおっさんです。
愛機オリンパス OM-D E-M5 MarkⅢで
土讃線の鉄道風景をメインにJR四国の鉄道風景を撮影します。

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