先日、高架を走る高徳線の撮影をしてまいりました。なにせ、田舎なので高架などにしなくても勝手に田んぼの中でも走ってれば的な、ところですのでレアな風景といえばレアな感じはします。
天下の名勝、栗林公園の最寄り駅です。栗林公園は日本三名園には含まれておりませんが、「我ガ国ニテ風致ノ美ヲ以テ世ニ聞エタルハ、水戸ノ偕楽園、金沢ノ兼六園、岡山ノ後楽園ニシテ、之ヲ日本ノ三公園ト称ス。然レドモ高松ノ栗林公園ハ木石ノ雅趣却ツテ批ノ三公園ニ優レリ」と昔の教科書に書かれていたようです。
高校の国語の先生が「栗林公園は手が入りすぎなんだろう・・・」と言っていたのをカメラをバックから出しながら俄かに思い出します。
その時は、そういうもんかよ。と思っただけでしたが、大人になってみると御三家の水戸・加賀百万石の前田・岡山の池田は徳川家との関係も強く、明治維新後は華族の家柄。要は忖度なのでしょう。高松も松平ながら水戸が親であり、そら3つのうち2つも同じとこからエントリーはずるい、まあ高松を泣かしとけ。ってことで決定したに違いないと列車がくる間、考えていた次第です。
まずは、徳島方面行きの普通列車が煙を吐きながら走り去ります。
次は高松駅を目指す普通列車です。私はすっかり休んでいますが、この駅では竹刀や大きなバックを抱えた高校生が頻繁に乗り降りします。
高徳線はなかなか列車が来ない印象ですが、朝の時間帯はそこそこの間隔で列車が来ます。
電化されていないので、架線がなくすっきりした写真が撮れます。
最後にビルの中を走る、うずしお4号を撮影してフィニッシュ。写真の出来栄えはともかく、のどかな景色の高徳線沿線の中、ちょっと都会的な写真を撮れる良い場所です。
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