食べるものを食べ、すかさず出るものも出したのでホームに向かいます。
スマホ撮影ながら、すごい手振れです。無音カメラのアプリの設定の影響でしょうか?初めて使うアプリで、ここでも事前準備の甘さが露呈します。
すぐに貨物列車が来ますが、これもひどい手振れです。四国では貨物列車はあまり見ませんが、さすがに本州の大動脈なのでしきりに貨物列車が行き交います。コンテナの乗っていない貨車を見ると、「ひょっとしてここに飛び乗れるのでは?」とトム・クルーズのようなことを考えますが、トムではなくトマトケチャップのようになることは必至です。
2番線が伯備線の乗り場なので、新型やくもカラーです。
やくもも入線してきます。やくもの旧型車両が引退ということで、撮り鉄の問題などずいぶん世間を賑わしましたが、満を持しての新型車両です。列車待ちの徒然に、撮影してみます。
そうこうするうちに、1番線に糸崎行が入線してきます。
車内は程よい込み具合で、8:26定刻に岡山駅を発車します。
稲葉キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!。ウルトラソウル。
北長瀬に向かいます。やはり四国とはスケール感が違います。
車窓を眺めながら列車は、西に向かいます。ニンニキニキニキ、ニンニキニキニキ、西にはあるんだ夢の国ンニキニン。ドリフターズの人形劇・西遊記の歌が脳内を駆け巡ります。西に脳が反応し、記憶の引き出しを開けているようです。志村けんさんが、コロナで亡くなったのはショックだったよなあー。などと、脈絡もないことばかりが連鎖的に脳裏に浮かんでは消え、また浮かんできます。まさに方丈記の、よどみに浮かぶうたかの如しです。私の考えなど、泡沫で取るに足りないことばかりです。
列車は、尾道を走ります。映画で有名ですが、映画があったから尾道が有名なのか。それとも、抜群のローケーションだからこそ映画が撮れたのだろうか。卵が先か、鶏が先かは定かではありませんが海と坂、そして錆びた鉄道施設とノスタルジーを感じる街であることは間違いありません。子供が小さときに、山の上のお寺に行ったり尾道ラーメンを食べたことを思い出します。あの時、無邪気だった子供もすっかり大きくなっちまって・・・。とセンチメンタル尾道駅を通過します。
海側の車窓です。遠くに来島海峡大橋が見えます。尾道で、一旦降りて散策をしてみようかと思いましたが、どうも三原あたりでの接続が悪いようで断念。おとなしく糸崎で、乗り換えをして広島を目指します。あとから、広島の友人から聞くと三原駅のダイヤが壊滅的に悪くなったそうです。(酒を飲んで酔っ払っていたので、覚え違いかもしれませんが)
8:52糸崎到着。1分で横の乗り場に、乗り継ぎです。
ここら辺から、天気がどんよりしてきます。車窓を眺めながらどういう訳か、村田兆治さんのことが気になってネットを見ていると広島県三原市出身とのことでした。偶然なのか、それとも以前何かで知っていて記憶が蘇ったのか定かではありませんが、不思議なことがあるものです。
さらに列車は進み、広島駅が近くなります。車窓からはマツダの工場が見えます。マツダをトップとする企業城下町が形成されています。並みいる工場を見ながら、下請けはつらいんだろうなあーなどと勝手なことを考えながら車窓を眺めていると、マツダスタジアムが見えてきます。列車の速度が緩まり、広島駅に入線します。
山陽本線の旅も終わりを告げようとしています。
列車は岩国まで行きます。今度は岩国まで行ってみよう。
改札を出ます。下関の友人は車で来ているので、車に乗ってお好み焼きを食べに行くことにします。電車の中でリサーチした、お好み焼き屋さんに向かいます。
カキのトッピングできるというのでチョイスしました。友人曰く、「カープソースを使ってるから、ここは旨い店だ」とテンションが上がっています。
そば焼?+カキトッピングで私は生ビール2杯飲んでしまいました。車まで出してくれたのに、友よ済まぬ。
カキが入っております。
お好み焼きを堪能して、ひろしま美術館にフェードイン。友の株主優待です。友よ、甘えて済まぬ。
美術館は、県庁の近くにそっと佇みます。
ピカソ、ゴッホ、シャガールなど本格的なものを堪能できます。ここでまったり時間を過ごしたあと、それぞれの宿にチェックインをして山陽本線の本日の旅はフィニッシュしました。
心地よい酔いと疲れを感じながらシャワーを浴び、少しベッドで仮眠をとって夜に備えます。
夜の部はその③に続く。
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