令和5年6月 バースデイ切符で四国をゆく③

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駅の待合でコーヒーでも飲もうかなと思いましたが、高齢者の人がたくさんベンチに座っておりスペースなし。

仕方ないので改札をくぐり駅構内で列車を待つことに。

ほどなく、特急剣山が入線します。

車両はキハ185です。当方は車両はあまり詳しくありませんが、四国まんなか千年ものがたりでも改造されている車両です。国鉄からの分割民営化の折に、経営基盤の脆弱なJR四国のために国鉄が製造した車両です。

先ほどから申し上げている通り、JR四国の課題は急速に整備される高速道路との競合が課題でしたが省エネ設計で非力なキハ185では対抗しがたく、世界初の制御付振り子式気動車の2000系気動車が開発され、キハ185は2000系に置き換えられることになったようです。

後に土佐くろしお鉄道で2000系に乗りますが、相応にガタが来ているなあ、という印象でしたが、代替されたからこそキハ185は車両が温存され観光列車になることに。万事塞翁が馬という言葉が頭をよぎります。

徳島駅発車。

特急ですが、沿線の住民の足になっているようで学生さんも結構乗ってきます。

指定席の皆さんは当方と同じ目的の方たちと見えて、吉野川が見えるあたりではGO PROを取り出して撮影をしていました。

徳島ー阿波池田も1時間15分と車窓を愛でているとあっという間に阿波池田に到着。途中で緊急停車をしましたが、どうも動物が線路を横切ったようです。

阿波池田といえば四国のへそと言われる場所です。交通の要衝で、古くから栄えていた場所ではありますが当方のような50代にとってはやまびこ打線で鳴らした池田高校の阿波池田と言ったほうがしっくりくる気がします。また地名がマチとかサラダなどとカタカナ表記が珍しいところです。

とにかく、指定席はここまでしか買っていないのでみどりの窓口で空席情報を確認して、行き先を決めようと意気揚々と阿波池田駅の写真を撮って改札をくぐったのでした。

ということで、バースデー切符で四国をゆく④に続く。

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この記事を書いた人

オーバー50の四国在住のおっさんです。
愛機オリンパス OM-D E-M5 MarkⅢで
土讃線の鉄道風景をメインにJR四国の鉄道風景を撮影します。

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